今日は、今まで夫婦で沢山喧嘩をして来て、ようやく分かった事をお話します。

皆さんの、欲しい答えになるかは分かりませんが、私達夫婦が一歩一歩距離を縮めるのに必要な考え方だった事に違いありません。

どんな夫婦だって、今の距離を少しでも縮めたいという思いは一緒だと思います。

やっぱり一緒に人生を歩くのに、今よりも、よりいい関係になるならこんなに嬉しい事ないと思います。

別れを考えている夫婦だって、もしも戻れるなら・・・別れなくてもよくなるなら・・・それに越した事はないと内心思っているのではないでしょうか?

私はそう思っていました。

すれ違いや考え方の違いを感じ、駄目だと思い、これから先の長さを考えて別れがよぎっても、じゃぁ、今すぐにでも!なんて心がすぐ決まるなんてありません。

だって、一緒に歩いて来た時間があるから。私達の場合は、私が18歳の時に出会い夫婦となって20年以上共に歩いてきました。

そんなすぐに全てをないものになんて出来ないです。だから、相手の方には分かって欲しい。別れを感じ始めてから、決定までには沢山の・・・相当沢山の時間をかけて決定してきたのだと・・・。

逆に言えば、その長い決定までの時間に、そのままの関係にしておくのではなく、少しでも歩み寄れれば、その未来は変わる可能性はとてもとても高いという事です。

でも、違和感や不調和音から目を逸らし、現実から逃げた先には、溝は少しづつでも確実に開き続けるという事を分かっておかなければいけないと・・・受け止めないといけないと思います。

勝手に距離は縮みませんし、目を背けているのに関係が勝手に修復していく・・・なんてそんな魔法みたいな事は起こらないと私は思っています。ゼロではないと思いますが、可能性は低いと思います。

魔法みたいな事が起こる事は「ある!!」と信じる事は自由ですが、魔法みたいな事が起こる事を一生懸命願うより、一歩づつ一歩づつ歩み寄る努力をする方が絶対的に近道だと思いました。

長くなりましたが、私達夫婦の話に戻りますね(笑)

子供たちが小さい時は、どうしても夫婦の事は後回しになってしまうので、違和感を感じない振りをしていました。

でも、夫婦二人になって、目を逸らす理由が無くなってしまったのです。

違和感・・・ズレと言った方がしっくり来るのですが、その何とも言えないズレが日に日に大きく感じて、不意に何か衝突する事があるとこのズレがより大きく顔を出して来ました。

でも、お互いズレていないと、話しているステージは同じだと信じて言い争いをしているのでそのズレを修正する暇なく、言い争い・・・結果何に怒り何に嫌だと思っているのか伝わる事なく喧嘩という形でその場が終わる・・・そして何日か話さなくなる・・・。

そんな負のスパイラルに陥って行きました。

その関係を修復しようと動いてくれるのはいつも主人でした。「ごめん」と謝ってくれます。でも、そのごめんが何のごめんなのか、なんで喧嘩になったのか分からないままがどうしても受け入れられず、その・・・自分では出来ない「ごめん」を受け取れないでいました。その間は、本当に自己嫌悪に苛まれ・・・自分を嫌いになりました。でも、自分からは歩み寄れず・・・また自己嫌悪・・・その繰り返しでした。

そんな時、1冊の本に出合いました。

女と男はすれ違う! 共感重視の「女性脳」×評価したがる「男性脳」 (ポプラ新書 197) [ 黒川 伊保子 ]

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感想(0件)

そもそも脳の造りから違うと知るのです。2年前にこの本に出会い、ここから今までの主人への・・・と言うより、男性への概念が壊れ始めます。

感じていたズレが確実に存在し、そもそもスタートからズレている事を知り、言葉が変わりました。

「私はこの事をこう思うのだけど、あなたはどう思うの?」と聞くようになりました。

でも、完全ではなくまだまだ未完成でした。それでも、少しづつ男女の脳について、「違う」事を知ったのは大きかったと思います。

当たり前に分かってくれると信じていた事によって、ズレが生じ、分かってくれていない事に落胆しそれが怒りに変わり・・・の連鎖がまず無くなりました。

ここからは、どうやって私の思っている事を伝えよう・・・。どうやったら伝わるか・・・。とそういう模索に変わりました。

凄い前進だと思います。まだまだ未完成のスタートですが、確実に夫婦でより良い関係を求めてスタートを切った瞬間でした。

これが2年前のスタート地点です。まだまだ喧嘩は絶えず、ズレの完全な正体には気づけずにいたと今はっきりと思いますが、正しくこのスタートが無ければ今の関係には絶対になっていません。それだけは分かります。

是非、まずは脳の違いから、初めてみてはいかがでしょうか?

何となく知っているのと思っていても、しっかりと知っていないと昔の私はそうでした。何処か、相手に期待していたのです。それは「知らない」と同じでした。

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投稿者 chibichan530

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